体にいいってドッグフードに変えたんだけど、何日くらいで効果出るのかな？
犬も人間同様、腸内環境が健康を大きく左右することは多数の研究で明らかになっています。
そのため、腸内環境を整える食事に変えたという飼い主さんもいるでしょう。
しかし、食事を変更した途端、腸内環境が変わるわけではありません。
では、犬の腸内環境は食事を変更して何日で変わるのでしょうか？
犬の腸内環境は食事を変更して何日で変わる？
犬の腸内環境は食事を変更して６日で変わるようです。
2022年、アメリカにあるイリノイ大学のKelly S. Swansonらは、同じ環境で暮らしている12匹の犬を対象に、食事の変更と腸内環境の変化について調査。［参考］
実験は次の流れで行われました。
- 犬たちに最初の２週間、同じドライフードを与える
- 次の２週間は、半数の６匹が高タンパク高脂肪の缶詰フードに、残りの６匹はドライフードに水溶性食物繊維を添加したものに変更
- 実験は２回行い、２回目は与える食事内容を逆にする
実験中の犬の便を分析した結果、
- 食事を変更してから２日以内に腸内の微生物は全く新しい物質を作り始めた
- 腸内環境は６日で安定した
- これは缶詰フードへの変更でも食物繊維添加フードへの変更でも同じだった
つまり、犬の腸内環境は食事を変更して２日以内に変化しだし、６日目には安定するというわけ。
犬の食事を変更するときは、最低１週間は続けたほうがよさそうです。
また、食事を変えて１週間たっても改善が見られない場合は、それ以降あたえても無駄かもしれません。
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まとめ
今回は、「犬の腸内環境は食事を変更して２日以内に変化しだし、６日目には安定する」という研究報告を紹介しました。
この実験ではフードをいきなり違うものに変更しましたが、フードを変更する時は、徐々に切り替えていくよう研究者は勧めています。
新しいフードを1、2割くらい混ぜるところからスタートして少しずつ増やしていき、徐々に切り替えていくことで、腸内環境の変化に体を慣れさせることができるためです。
僕も愛犬の食事を変えるときは、まず１週間ほどあたえて様子をみようと思います。
１週間分のお試しサイズが各商品あれば助かりますね。
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。