ドッグフードの裏には犬に必要な食事の量は記載されてますが、回数までは書いてません。
環境省の「ペットフードガイドライン」によると、犬の食事回数は年齢によって異なり、健康な成犬の場合、「1日2回」が推奨されています。
しかし実は、1日2回の科学的根拠は不明です。
犬にとって最適な食事回数とは、1日何回なのでしょうか?
今回は、その答えとなる論文を紹介します。
食事回数が1日1回の犬は障害平均スコアが低い
アメリカにあるアリゾナ大学のEmily E. Brayらは、24,238匹の犬のデータをもとに、1日の食事回数が犬の健康に及ぼす影響を調査。
その結果、食事回数が複数回の犬よりも1日1回の犬のほうが、認知機能、胃腸、歯科、整形外科、腎臓/泌尿器、および肝臓/膵臓の障害平均スコアが低いことが明らかになりました。
犬の食事回数を1日1回にすることで健康状態が改善する
犬の食事回数を1日1回にすることで健康状態が改善することが示されました。
愛犬の食事を複数回に分けて与えているという飼い主さんは、1日1回に変更してみるといいかもしれません。
参考文献